伝説のフルデジタルスピーカーが職人技クオリティで蘇る!
天然木USBスピーカー「LOG」

OVOからLOGへ

皆様は株式会社JDSoundの「OVO」という製品をご存じでしょうか。OVOは私こと宮崎が開発を主導し、2018年に販売開始したUSBスピーカーです。フルデジタルロジックという希有な個性を持ち、今に至るまで同等の構成の製品は登場していない、私の自信作です。

ところがそれから数年後、経営方針上の不一致のため、私はJDSoundを去ることを余儀なくされます。ほどなく同社は日本での操業を停止し、以来OVOのサポートも宙に浮いた状態となってしまっていました。ユーザーの皆様にも多大なご迷惑とご心配をおかけしました。

このような幕切れであったため、私はずっと「OVOをこのまま終わらせたくはない」「どうにかしてもう一度世に出したい」という思いを抱え続けてきました。

そして現在。私たちは100%国内資本の 株式会社ミューシグナル として再始動を果たし、今度こそ自由にものづくりを行える環境を整えることができました。

その過程で散逸したOVO資産の獲得にも奔走しておりましたが、心臓部にあたる半導体部品が生産終了となっており、残されたストックはわずか。
これは文字通り最後のチャンスです。今ある部品在庫がなくなれば、もはやフルデジタルスピーカーというもの自体を誰も作れなくなってしまうのです。そしていま作ることができるのは私たちだけです。

このたびお届けするのは地球最後のフルデジタルUSBスピーカー、その名も「LOG」。
デジタル駆動ならではの特性はそのままに、新規回路による追加機能を搭載し、職人技術の粋を凝らした天然木筐体でパッケージングした、これまでの開発資産の集大成です。

価格

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78,000円

特徴

スペック

同梱物

  • USB Type-Cケーブル
  • 赤外線リモコン
  • 防振シート
  • 保証書

製品仕様

本体サイズ幅294mm × 高さ76mm × 奥行き80mm
本体重量800g
入力端子USB Type-C(電源、USBオーディオ入力兼用)
3.5mmステレオミニジャック(アナログオーディオ入力)
製造国日本(筐体製造:山形県、組み立て:宮城県)
保証期間出荷日より1年

仕様

熟練の木工技術が生み出す豊かな音響

ロッジに積まれた丸太をイメージして名付けられた「LOG」。その名が示す通り、まず最初に着目していただきたいのは丹念に作り上げられた木製筐体です。
5軸NCルーターを用いて整形されたなめらかな曲面ボディは、特注の刃をいくつも使い分けながら1台1時間以上かけて削り出される、妥協のない仕事のたまもの。造形美と機能美をあわせ持つナチュラルなフォルムは、リビングにも、書斎にも、アウトドアにも、様々な空間に違和感なく調和します。

加工は山形の老舗企業、杉山木工さんに依頼しています。
杉山木工さんは楽器からスピーカーボックスまで様々な音楽製品を手がけた実績を持つ、木と音のプロフェッショナル。計算された木の重みと共鳴路が、デジタル駆動のクリアな音質をやわらかに増幅します。これはもうデジタルとアナログの融合と表現してもいいでしょう。

NCルーター削り出しの様子

とことん木にこだわった製品なので、使用する木材は2種類からお選びいただけるようにしました。原価に差があるため国産ヤマザクラのみ追加料金をいただきます。
どちらも杉山木工さんが選び抜き、乾燥から保管まで厳しい目のもとで管理した最適素材。風合いの違いをお楽しみください。

ブナ(ヨーロピアンビーチ)

ブナの材質イメージ

ヨーロッパ産。白に近い色味。やや重みのある素材で、ピアノの鍵盤やドラムの胴体によく採用されています。ミッドを中心としつつも広い音域をカバーでき、どんな音楽にも合います。

ヤマザクラ +4000円

ヤマザクラの材質イメージ

山形県産。ほのかに赤い色味の国産高級木材で、古くから木管楽器、琵琶など様々な楽器に使われてきました。適度な硬さを持ち、抜けの良い高音を作り出せることで定評があります。

国産半導体「Dnote」が実現するデジタル本来の音質

OVOが採用したフルデジタルロジックというしくみは「LOG」にもそのまま受け継がれています。これは他に類を見ない独自設計ですので、初めての方にもご興味を持っていただくべく、ここで改めてご紹介いたします。

フルデジタル駆動とアナログ駆動の比較図

一般的なスピーカーでは、PCやスマホのデジタル音声をDAコンバータにかけてアナログ信号に変換し、それをアンプで増幅してからスピーカーのコイルに流します。昔からある手法ですが、アナログ段の部品が多いためノイズを生みやすく、音質の保証は難しくなります。

対して「LOG」ではなんとDAコンバータを使用していません。日本の半導体メーカーTrigence社が開発した「Dnote」というチップと、特注のマルチコイルスピーカーを組み合わせ、デジタル信号で直接コイルを駆動しているのです。
これによりデジタル本来の音質を発声直前ぎりぎりまでキープできるうえ、電力あたりの効率も大幅に向上するため、USBバスパワーとは思えない大音量を出力することも可能になります。

欠点は特殊な設計が必要になること。何よりもこの「Dnote」という部品がなければ実現は不可能になります。
しかしTrigenceさんは既にDnoteの開発・生産を終了済み。つまり、これ以上は作れないということです。他社を含めても、もうフルデジタルスピーカーという商品の後継機は望めない状態なのです。

特殊性ゆえに市場から姿を消すこととなったDnoteですが、そのパフォーマンスは今なお驚異的。このポテンシャルを歴史に埋もれさせるのはあまりにももったいない。ぜひ皆様の耳でこの実力をお確かめください。

リモコン、物理ボタン、多彩な追加機能

利用イメージ

OVOの個性を受け継ぎつつ、「LOG」ではさらに独自基板を搭載して追加機能を盛り込みました。特に「そのままテーブルに置いてもなじむ家電」をコンセプトとして、単独で活用できる機能を充実させています。

単体でBGM再生機として使えるPlayerモード

「LOG」は16GBのストレージを内蔵しており、中に入れた音楽ファイルを単体で再生することができます。あらかじめ準備をしておけば手軽なBGM再生機となり、お店やイベントで便利に活用できます。
またご自宅では焚き火の音や波の音などのASMR音源を入れておいて、安眠導入グッズとして使うのもおすすめですよ。

※非圧縮音源(.wav、.aiff)のみ再生可能です。

※音楽ファイルの転送を行うにはUSBデバイスにアクセス可能な親機(PC・スマートフォン・タブレット等)が必要です。

背面スイッチの写真

モード切替は背面のスイッチで行います。

  • Player:内蔵メモリの音源を単体で再生するモード
  • OFF:本体電源OFF(この状態でPCに接続すると内蔵メモリの読み書きが可能)
  • PC:従来通りのスピーカーとして動作するモード。PCが出力するUSBオーディオの音を再生

赤外線リモコン同梱

リモコンと背面ボタン

Playerモードの操作のために、シンプル軽量な8ボタンのリモコンを同梱しています。
PCモードで起動した時はPCキーボードの「再生/停止」「次の曲」「前の曲」キーと同様の働きをするので、Playerモードを使わない人も無駄なく活用可能です。
また本体背面にも同等の操作を行えるボタンが配置されています。

USB Type-C端子とアナログ入力端子を搭載

時代の変化にあわせ、機器側の接続端子はUSB Type-Cに変更しました。「LOG」はバッテリーを持たない充電不要スピーカーですので、こちらをPCに繋ぐことで電源とUSBオーディオ信号を供給します。
加えて3.5mmステレオミニ入力端子も搭載。USBオーディオ未対応のスマホや音楽プレイヤーであっても、こちらにオーディオケーブルを接続すれば一般的なスピーカーと同様の使い方ができます。アナログ入力の音とUSBオーディオの音は同時に再生することができるので、「LOG」単体で2系統の入力ミックスも可能!

※アナログ入力を使用するにはLOGの背面スイッチをPCモードにして起動する必要があります。

ブラウザから詳細設定を行えるダッシュボード画面

Webダッシュボード スクリーンショット

OVOで好評だったWebダッシュボードももちろんご提供いたします。イコライザをはじめ、音質に関する様々な詳細設定をPCから行うことができます。

※Web MIDI機能に対応したブラウザ(PC・Mac版のChrome等)が必要です。スマートフォン用ブラウザは要件を満たさない可能性がございます。

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