Web制作フリーランスの働き方とは?
Web制作フリーランスとは、フリーランスとしてWeb制作の仕事に携わる人全般を指す呼称です。Webエンジニア・Webデザイナー・Webディレクターなどの職種があり、Webサイトの立ち上げ・リニューアル、コンテンツの追加・更新、Webアプリケーションの制作・運用など、仕事の内容は多岐に渡ります。
会社員のWebエンジニアやWebデザイナーなどが特定の企業に所属して仕事をこなすのに対し、Web制作フリーランスは、一般的にクライアントから業務委託の形で仕事を請け負い、定められた期日までに期待される成果物を納品したり、役務・サービスを提供したりします。
仕事の内容や量を自ら決められるなど自由度が高く、多くの仕事に携われば会社員以上の収入を得られる可能性もありますが、特定の企業に所属しているわけではないため、福利厚生などの恩恵は受けられません。また、基本的に多くの業務を1人で対応する形となるため、期待される成果物を生み出すには、一定のスキルやノウハウを必要とします。
Web制作フリーランスの平均年収
フリーランス協会が公開したフリーランス白書2023によると、クリエイティブ・Web・フォト系の年収は、400万未満が52.2%、400万円以上が46.9%でした。
ただし、Web制作に携わるフリーランスと一口にいっても、実際にはさまざまな職種があります。職種や具体的な仕事の範囲によって案件単価は大きく異なるため、注意しましょう。
例えば、ホームページ制作のフリーランスであっても、デザインからコーディングまで一貫して対応する場合とデザインまたはコーディングのみに対応する場合を比較すれば、前者のほうが報酬は高いです。保守運用にも対応すると、より高単価になります。
また、Web制作フリーランスは経験年数によっても収入が異なるため、次にその観点から平均年収を見てみます。
例えば、ITフリーランス案件・求人情報サイト運営のフリーランススタートによると、HTMLの経験年数別の年収は以下の通りです。
- HTML経験1年未満:28万円前後 (年収330万円)
- HTML経験1年~2年:33万円前後 (年収396万円)
- HTML経験2年~3年:47万円前後 (年収561万円)
- HTML経験3年~5年:55万円前後 (年収660万円)
- HTML経験5年以上:66万円前後 (年収792万円)
引用元:フリーランススタート
これを踏まえると、経験を重ねるほど年収が高くなる傾向がうかがえます。ただし、単に年数を重ねるだけでなく、スキルや知識を深めることが特に重要です。
Web制作フリーランスの単価相場
職種別に、Web制作にかかわるフリーランスの月毎の単価相場をまとめました。なお、単価相場の金額は、弊社ITプロパートナーズや、その他のフリーランスエージェントなどを参考に目安の額を記載しています。
Web制作フリーランスの職種 | 単価相場 |
---|
フロント・バックエンド | 30万~100万程度 |
デザイナー | 25万~50万円程度 |
ディレクター | 50万~80万円程度 |
コーダー | 30万~50万円程度 |
編集・ライター | 20万~60万円程度 |
フロント・バックエンドは年収の幅が広い傾向です。フロントとバックエンドの両方をこなせるなど、複数の役割ができる人は高単価を得やすくなります。
Web制作全体をマネジメントするディレクターは、上流工程であるため単価が高めです。一方、デザイナーやコーダー、編集・ライターは下流工程を担当するケースが多く、月単価は控えめとなりました。スキルや専門性を磨いて、付加価値を追求すると単価を上げられるでしょう。
フリーランスとしてWeb制作を請け負う場合に必要なスキルセット・経験
Webデザイナーやコーダーなど、あらゆる立場で働く可能性のあるWeb制作のフリーランスは、Web制作に必要な幅広いスキルが求められるようになります。以下は、フリーランスでWeb制作の仕事に携わる際に必要とされるスキルです。
- プログラミング言語スキル
- CMSを扱うスキル
- 営業力
- コミュニケーションスキル
- 問題解決力
- 意思決定力
- 3年ほどの実務経験
それぞれのスキルがどういったものなのかを解説します。
プログラミング言語スキル
Webサイトのうち、ユーザーの目に見える部分を扱うフロントエンドエンジニアには「HTML」「CSS」「JavaScript」といった言語のスキルが求められます。
一方で、目に見えない部分を担当するバックエンドエンジニアには、「PHP」「Python」「Ruby」といった言語に関するスキルが必要です。
プログラミング言語のスキルはフリーランスとして仕事を請けるのに必須ですので、しっかりと身につけておきましょう。
CMSを扱うスキル
CMSとは、「Contents Management System(コンテンツ管理システム)」の略で、Webコンテンツを構成するテキストや画像、ページのデザイン、レイアウト情報などを統合的に管理し、Webサイトの作成・更新・公開などの処理を手軽に行えるよう開発されたシステムのことです。
世の中に存在する数多くのWebサイトが、世界中で人気を集める「WordPress」を始めとしたCMSを活用して制作されているため、フリーランスとしてWeb制作に携わるのであれば、CMSを扱うスキルは必須であるといえます。
なお、WordPress制作でフリーランスとして活躍する方法については以下の記事で解説しています。
営業力
フリーランスは自分の力で仕事を獲得する必要があるため、営業力も欠かせないスキルです。確かなスキルを備えたうえで自らの強みを明確に伝えられれば、単価の高い案件や条件のよい案件を獲得しやすくなります。
営業力に自信がない場合は、営業を代行してもらえるフリーランス向けのエージェントなどを利用するのも1つの方法です。
弊社ITプロパートナーズでは、IT/Web系フリーランス向けに高単価な案件を数多くご紹介しています。専任エージェントがあなたに合った案件の紹介から、単価交渉まで代行するので、ぜひお気軽にご相談ください。
コミュニケーションスキル
フリーランスになると直接クライアントとやりとりをし、要望を聞いたり意見を汲み取って提案したりする機会が増えます。会社員以上にコミュニケーションスキルが重要になってくるのはいうまでもありません。
フリーランスの場合、会社員であれば営業担当などに任せていた仕事を自らこなす必要があると考えておきましょう。
問題解決力
問題解決力とは、分からないことを自力で解決する力です。問題解決力のある人は、検索して解決法を見つけたり、知識のある人に質問したりして、クライアントに教えてもらわずとも問題を解決します。ツールの操作方法など初歩的な内容をクライアントに質問していると、費用対効果が悪いと判断されて契約を切られる場合もあるため注意しましょう。
意思決定力
会社に所属していないフリーランスは、仕事にかかわる全てを自分の意思で判断します。Webディレクターのような上流工程にかかわる職種でなくても、フリーランスであれば意思決定力は欠かせません。仕事選びから単価の設定、働く時間、勉強する内容、稼いだお金をどのくらい貯金するかなど、意思決定力を試されるシーンはたくさんあります。
3年ほどの実務経験
フリーランスでWeb制作を請け負うのであれば、実務経験3年ほどの経験があるとなおよいでしょう。WebデザイナーならUIやUXに関する技術、Webエンジニアなら開発スキルやフレームワークの知識などです。
また、現場をある程度知っておくことで、仕事の進め方やトラブルの対処方法も自然に身につきます。
フリーランスとしてWeb制作案件の仕事を行う流れ
フリーランスとしてWeb制作の仕事を請け負う際の大まかな流れは以下の通りです。
- Web制作案件を受注する
- ヒアリング・契約
- デザイン制作・コーディングを行う
- 確認・修正対応
- 公開・納品
- 請求・アフターフォロー
以下で、それぞれの工程について詳しく解説します。
1.Web制作案件を受注する
Web制作案件にかかわらず、フリーランスが仕事を始めるにはまず案件を受注しなければなりません。案件の獲得方法については後掲の「Web制作のフリーランスが案件を獲得する方法」にて詳述しますが、クラウドソーシングやフリーランスエージェントの活用、知人や友人からの紹介など、さまざまな方法があります。
2.ヒアリング・契約
次に、Webサイトの目的やターゲットユーザー層をはじめ、デザインの方向性、完成イメージ、モデルとなる競合サイトなど、制作に必要となる詳細な情報をヒアリング・リサーチしながら、満たすべき要件を定義します。このあとに続くWeb制作の流れを左右する重要なプロセスですので、時間をかけて慎重に実施しましょう。
要件が固まったらそれを基に見積金額を提示したうえで契約を結びますが、フリーランスの場合は事前に報酬が決定していることが多くあります。その場合は、この段階で自らが担当する業務範囲を明確にしておくことが重要です。
3.デザイン制作・コーディングを行う
ヒアリングが済んだら、その結果である要件定義を基に、デザイン制作・コーディングなどの実作業を開始します。そのためには、レンタルサーバーの契約など、Web制作が進められる開発環境が準備されていることが前提です。前述したCMSを活用する場合には、そのセットアップも必要となります。
デザイン制作は、モックアップを作成のうえ、それを基にデザインラフを考案し、さらにそれをブラッシュアップしていく流れが一般的です。必要に応じてHTML・CSS・JavaScriptなどのコーディングを行い、完成度を高めていきます。場合によっては、プログラミング言語を活用してバックエンド(サーバー側)のコーディングを行うこともあります。
4.確認・修正対応
デザイン制作やコーディングが完了し、Webサイトが完成したら、全体的な確認を実施します。
「要件は全て満たされているか」「見た目や動作に不具合はないか」「期待されたパフォーマンスを実現しているか」など、さまざまな観点からテストを実施することが重要です。また、昨今はスマートフォンで閲覧されることが多いため、そちらも併せて確認しておきましょう。修正が必要な箇所が発覚したら、都度対応を行います。
その後、クライアントにも確認してもらい、同様に不具合や要改善箇所が発覚したら、修正対応します。なお、前述したヒアリングや要件定義が不十分だと、この段階で修正依頼が多発することになるため、注意が必要です。
5.公開・納品
クライアントの確認が完了し、問題ないと判断されたら、いよいよ公開・納品のプロセスです。
世間一般に公開するためには、URLを決定のうえドメインを取得し、本番環境を準備しておく必要があります。そのうえで、開発環境からデータを移行し、問題なく動作すれば、公開・納品の完了です。なお、WordPressなどのCMSを利用している場合は、本番移行するためのプラグインや付随機能が用意されていることがあるため、有効に活用しましょう。
また、納品作業は担当する業務範囲によって異なり、例えば、デザインのみを担当した場合にはデザインカンプ(完成サンプル)を、コーディングのみを担当した場合にはHTML・CSSファイルを、それぞれクライアントに送付することで納品完了となる場合もあります。
6.請求・アフターフォロー
納品が完了したら、対価として報酬を受け取るために請求作業を行います。請求書を発行のうえ、指定の銀行口座にクライアントから振り込みがあれば無事請求完了です。
また、継続的な案件獲得につなげるためには、アフターフォローが重要です。制作したWebサイトの運用・保守も依頼されているのであればもちろんですが、そうでない場合であっても、定期的に連絡を取って状況を伺うなどの配慮を払っておけば、再び案件を依頼してくれる可能性が高まるでしょう。
Web制作のフリーランスが案件を獲得する方法
Web制作のフリーランスが案件を獲得するには、いくつかの方法があります。案件を獲得できる代表的な方法は、次の4つです。
- クラウドソーシング・スキルシェア
- 知人・友人の紹介
- 営業活動
- フリーランスエージェント
それぞれどのようにして案件を獲得するのか、以下で詳しく解説します。
クラウドソーシング・スキルシェア
Web制作フリーランスが案件を獲得する方法の1つに、クラウドソーシングやスキルシェアを活用するというものがあります。双方とも自分に合った案件を獲得することが可能なため、まだスキルに自信がない初心者でも安心です。
クラウドソーシングは、企業がインターネットを通じて不特定多数のワーカーに自社の業務を依頼する形態のサービスです。初心者向けから高度なものまで幅広い内容の案件が数多く登録されており、フリーランスは自らの志向やスキルに合った案件を探し出し、依頼を請けることが可能です。代表的なクラウドソーシングサービスには、「クラウドワークス」「ランサーズ」などがあります。
一方、スキルシェアは、個人が自らの専門知識や特定のスキルを商品のように出品し、人材を探している企業からの依頼を待つという形態のサービスです。フリーランスは情報を登録のうえ、自らの知識やスキルにマッチした案件を持つ企業からの依頼に応じることで、案件を獲得できます。代表的なスキルシェアサービスには、「ランサーズ」や「ココナラ」などがあります。
友人・知人の紹介
友人や知人からの紹介も、フリーランスが案件を獲得するために有効な方法です。これまで築いた人脈から仕事をもらっているフリーランスは少なくありません。フリーランスになったら、Web制作の案件を依頼してくれそうな人がいないか周りに聞いてみましょう。
フリーランスになったことをアピールするのも効果的です。SNSなどで積極的にスキルや実績を発信していると、昔の知り合いやSNS経由で知り合った人から案件が舞い込んでくることもあります。
営業活動
地道な営業活動を心掛けることも、Web制作フリーランスが案件を獲得するためには必要です。企業に対して電話やメールといった手段で自らを売り込む活動のほか、昨今ではSNSを活用してポートフォリオを発信したり、自分のスキルや経歴を紹介するWebサイトを公開したりするケースも多く見られます。
また、自ら営業を行うのがどうしても苦手な方や、営業していても思うような結果が出ていない方は、代わりに営業してくれる営業パートナーを探すのも有効な方法です。優秀な営業パートナーを見つけられれば、仕事がなくなってしまうリスクが低下するうえ、営業活動に費やす時間を他の業務に充てられるため、全体的な効率化も図れます。
フリーランスエージェント
フリーランスエージェントは、仕事を獲得したいフリーランスに向けて案件紹介や契約サポートなどを行うサービスです。
フリーランスエージェントに登録することで、自らの経験やスキルに合った案件を紹介してもらえるため、経験に乏しい初心者から多くの実績を持つベテランまで、あらゆるフリーランスが活用できます。
例えば、多数のフリーランスの方に支持されている人気エージェントの1つ「ITプロパートナーズ」は、最新技術に触れられる案件や大手クライアントの案件が数多くあるほか、週2・週3の稼働かつ高単価な案件が揃っているのも大きな特徴です。サポートが充実しており、「ITエンジニアとして独立・起業に挑戦したい」といった方にもマッチしています。
Web制作のフリーランス案件例
具体的にフリーランスとして受注できる主なWeb制作案件の種類は以下の通りです。
以下でそれぞれの案件例の詳細について解説します。
Webサイトの新規構築の案件例
Webサービスの新規構築案件で、Webエンジニアを募集しています。要件定義は完了し、設計フェーズに入っている状況から参画する案件です。小規模な開発チームの一員として開発を進めるため、密なコミュニケーションが求められます。
Webサイトのリニューアル・改修案件例
プランナー兼ディレクターとして活動できるマーケターを募集しています。業務内容は、クライアント企業のノーコードツールを使った、企画提案・設計・ディレクションです。上流工程の幅広い範囲を担当できる、ハイレベルな人材を求めています。
サービスサイトのHP・LP制作の案件例
Webデザイナーの募集ですが、バナー制作とLP制作を担当する案件です。応募の条件としては、広告用LP・バナーの豊富なデザイン経験や、確認をしながら丁寧に仕事を進められる人材を求めています。
弊社ではこの他にもWeb制作のフリーランス案件を数多く扱っています。実務経験のある方、フリーランスとして経験がある方はぜひ無料登録して案件をチェックしてみてください。今の自分でどのような単価の案件が取れるか、参考になるはずです。
Web制作のフリーランスが「きつい・稼げない」といわれる理由とは?
Web制作のフリーランスについては、「きつい・稼げない」などネガティブなイメージが語られる場合もあります。ここでは、その理由について解説します。
修正依頼に追われることがある
Web制作の依頼を請け負えば、クライアントの意向に沿って仕事を進める必要があります。自分がよいと思っても、クライアントのイメージに合わなければ修正依頼がきます。何度も修正依頼に追われると、大変だと感じる場面もあるでしょう。修正依頼を少なくするには、事前にクライアントとしっかりすり合わせをしておくことが大切です。
初心者のうちは低単価案件に偏ってしまう
Web制作の依頼は、実績が増えるほど受けやすくなります。初心者のうちは実績が少なく、高単価案件をなかなか受けられないケースも少なくありません。低単価案件ばかり受けていると、たくさん働いてもなかなか収入が増えないでしょう。収入を増やすには、まずは実績を増やす必要があります。
Web制作のフリーランスが高収入を稼ぐためのポイント
収入アップを目指してフリーランスになる人も多いのではないでしょうか。Web制作のフリーランスは、高収入が見込める職業です。ただし、そのためにはいくつかのポイントを押さえておかなければなりません。
Web制作のフリーランスが高収入を稼ぐには、以下を実践してみてください。
- 魅力的なポートフォリオを作成する
- スキルの幅を広げる
- 信頼獲得を意識する
- 作業効率化を図り受注案件数を増やす
- 上流工程を担当する
- 営業方法を変える
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
魅力的なポートフォリオを作成する
Web制作のフリーランスにとって、自分の実績を分かりやすく相手に伝えられるポートフォリオは非常に重要です。特にWebデザイナーの場合、自分が得意とするデザインの雰囲気を感じてもらうためにも役立ちます。
ポートフォリオを見て案件を依頼してくれるクライアントもいるので、魅力的なポートフォリオを作れば高単価の案件が舞い込んでくることもあります。ポートフォリオには、プロフィールや実績とともに、アピールポイントや具体的な料金などについても記載しましょう。
自分でWebサイトを作って情報をまとめる方法もありますが、ポートフォリオを作成するためのサービスを活用すれば作業はより簡単です。例えば、MATCHBOXやsalon.ioなどがあります。
スキルの幅を広げる
高収入を得るには、スキルの幅を広げることも大切です。例えば、Webエンジニアでフロントエンドを扱っている場合、さらにバックエンドのスキルを身につけると受注できる案件を増やせます。幅広いスキルが求められる案件は単価も高い傾向があるため、積極的にスキルを増やしましょう。
信頼獲得を意識する
こちらもWeb制作フリーランスに限った話ではありませんが、クライアントからの信頼を獲得することも大切です。クライアントに誠意を持って仕事を行い、信頼関係を築ければ、継続して案件を依頼してくれるかもしれません。
一度仕事をしたクライアントから、他の仕事を紹介してもらえるケースもあります。信頼関係が築けていないと、このようなことは起こらないでしょう。フリーランスの場合は特に、1つひとつの仕事を丁寧に行って信頼を得ることが重要です。
作業効率化を図り受注案件数を増やす
作業効率化を図ることにより短時間で仕事を完了できれば、別の案件を掛け持ちできるために受注案件数が増え、結果として収入アップにつなげることが可能です。また、「短納期の分、高単価」という案件を請けられるというメリットも考えられます。
例えば、コーディング業務であれば、定型的な内容をテンプレート化したり、ツールを活用してコードを簡略化したりする方法が有効です。僅かな効率化であっても、作業が膨大な量におよぶ場合には大きな効果が生まれます。
なお、コードの簡略化とは、省略した簡易な記述を自動的に補完して正式なコードを入力してくれるもので、面倒なコーディングを簡単かつ迅速に行える機能です。代表的なコード簡略化ツールには「Emmet」などがあります。
まとめ
Web制作のフリーランスは、WebデザイナーやWebコーダーなどに職種が分かれます。Web制作の一連の流れのなかで、自分がどの仕事をしたいのか考えてみてください。未経験の人は、まず知識を身につけることから始めましょう。
Web制作のフリーランスとして高収入を得るためには、今回紹介したポイントを意識してみてください。エージェントの活用もおすすめです。