ノイズキャンセリングイヤホンを購入したいけど、どれも良い性能を持っているものは1万円以上するものばかり。
「もっと安くてコスパが高いノイキャンイヤホンないの?」とお探しの方は必見。
コスパの高さで定評のあるメーカー「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」より、6000円台で買えるノイキャン搭載完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air3 Pro」が2022年1月20日に発売しました!

目次
特徴
- 最大35dB低減するノイズキャンセリング機能
- 外音取り込みモード搭載でイヤホンを外さず周りの音が聞こえる
- 低遅延モードを搭載でゲームも遅延なくプレイ
- 装着センサーを搭載
- aptX Adaptiveでさらに高音質
6000円台としては機能性がかなり豊富で、イヤホンの形状もAirPods のような「スティック型」を採用で耳への圧迫感も少なくスマート。

充電ケースも非常に軽量で薄型、それていてマット調の美しいデザインで所有欲を満たしてくれます。

果たしてどれほどの実力なのか、今回SOUNDPEATS様よりレビュー用に先行でサンプルを提供いただきましたので、実機を使ってレビューしていきます。
ぜひ最後までご覧くださいませ。
価格
6000円台
スペック
付属品|イヤーピース、USB-C Type Cケーブル、マニュアル
付属品一覧

- イヤーピース(シリコン製)3ペア
- USB Type Cケーブル
- マニュアル
SOUNDPEATS Air3 Proの技術仕様
- Bluetoothバージョン :Bluetooth5.2
- 搭載チップセット:QCC3046
- 接続テクニック:TWS Mirroring
- オーディオコーデック:AptX adaptive、Apt-X、AAC、SBC
- イヤホン本体の再生時間:約6時間
- ノイズキャン:ANC(アクティブノイズキャンセリング)
- 通話ノイズキャン:CVCノイズリダクション
仕様&機能
圧迫感がなく軽快な装着感
SOUNDPEATS Air3 Proは「AirPods」のようなスティック型(通称うどん型)を採用しており、耳内部に収まる筐体が小さく、軽快な装着感を得られます。頭を振ったり走ったりしても落ちる気配がなく、安定した装着感ですね。
ボーカルが際立つが低音は弱め
SOUNDPEATS Air3 Proの音質はボーカルが際立つような鳴り方で、いわゆる「かまぼこ型」と呼ばれるような音作りのように感じました。
特別音質が良いというわけではなく、価格相応レベル。ボーカルラインが聴き取りやすいので、ポップスやアニソンといった楽曲との相性は良い印象でした。
しかし、他のイヤホンと聴き比べると低音の量感が弱めのように感じました。
Air3 Pro単体だけを聴いていると気にならないですが、他のイヤホンと聴き比べてしまうと低音の弱さが気になってしまいます。重低音好きにはおすすめはできません。ちなみに同社の同価格帯のノイズキャンセリングイヤホンだと「T2」という機種もあるのですが、音質はT2の方が良かったですね。
タッチパネルの感度がやや悪め
SOUNDPEATS Air3 Proの操作はタッチパネルで行います。
項目 | 操作方法(デフォルト) |
---|---|
再生/停止 | L or R側を2回タップ |
曲送り | R側を長押し |
曲戻し | 対応していない |
音量を上げる | R側を1回タップ |
音量を下げる | L側を1回タップ |
電話を受ける | 着信中にL or R側を2回タップ |
着信拒否 | 着信中にL or R側を長押し |
通話終了 | 通話中にL or R側を2回タップ |
外音モードの切り替え | L側を長押し |
音声アシスタント | R側を3回タップ |
低遅延モード | L側のイヤホンを3回タップ |
ペアリングモードへの移行 | 充電ケース裏側のボタンを3秒間長押し |
音量操作や選曲、再生/停止など、あらゆる操作は行えます。
ただ、タッチセンサーの感度がイマイチのように感じましたね。2回タップしても反応しなかったり、3回タップしてもゲーミングモードに移行しなかったり思い通りの操作がしにくい印象ではありました。
また、1回タップで音量操作がされてしまうのですが、再生/停止の方はよく使うので、そっちを割り当てて欲しかったですね。
ふと触ってしまったタイミングで音量がアップダウンされてしまい、ストレスが溜まることが多かったです。
ノイズキャンセリングは価格に対して遮音性は高めだが……
SOUNDPEATS Air3 Proのノイズキャンセリング機能ですが、価格に対しての遮音性はそれなりに高めのように感じました。
人の声や空調音などを抑え、オフィスやカフェでも周りの音をかき消し、集中して作業に没頭できるようになりますね。
ただ、気になるのが風切り音。駅のホームやビルの密集地など風が強い場所で使うと「ボォォォ」といった風切り音が強めに入ってしまいます。
自宅でBGM感覚で聴くのに最適な外音取り込み
SOUNDPEATS Air3 Proの外音取り込み性能は、価格に対して取り込み量がそれなりに高く、イヤホンを装着した状態でも会話がわりとしやすい印象です。
自宅でBGM感覚でYouTubeを見たり、BGM感覚で音楽を聴くのに最適ですね。
ただし、こちらも風切り音が大きめなので、屋外でBGM感覚で聴いたりジョギング時に周りの音を聴きながら走る際にはおすすめできません。
ノイズキャンセリングと同じく屋内用として割り切った方がストレスなく使えると思います。
ちなみにSOUNDPEATS T2も同じような風切り音の多さでした。
マイク性能は普通
SOUNDPEATS Air3 Proのマイク性能は若干がさついた印象ではありますが、声聞き取りやすい方かなと思いました。
テスト音源でもバックで大きな音でノイズを鳴らしてみましたが、声だけが浮き彫りされたような聞こえ方で、優秀すぎることもないけど割と使えるレベルではありますね。
SOUNDPEATS Air3 Proはこんな人におすすめ
- こんな人におすすめ
- 安くてコスパの高いノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンが欲しい
- ボーカルをメインで聴くことが多い
- スマホゲームや携帯ゲームでワイヤレスイヤホンを使いたい
- こんな人にはおすすめできない
- 重低音好き
- 屋外でノイズキャンセリング機能を使いたい
- 屋外で外音取り込みを使いたい
メリット
- 軽快な装着感
- 低遅延モードを搭載
- 携帯性の高い充電ケース
- それなりに高いノイズキャンセリング性能
- それなりに高い外音取り込み性能
デメリット
- 風切り音がうるさい
- 低音がやや弱め
Air3 Proは予算6000円ほどでコスパの高いノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホンを探している人にはおすすめのように感じました。
風切り音は個人的には気になりましたが、屋内で作業に集中したい人やBGM感覚で音楽を聴きたい人や、あとは遅延がかなり少ないのでゲーム用途に使いたい方にはおすすめですね!